スタッフブログ:ばね指


  • ばね指とは
    指を曲げ伸ばしの際にばねのように弾発現象が見られ、指が戻される状態のことを言います。

なぜばね指は起こるのでしょう?

 

屈筋腱と腱鞘との相対的なサイズの不均衡や指の使い過ぎになどによって発症します。
腱鞘とは 腱を保護し、運動を円滑にするための組織で腱を包むようにトンネル様の構造をしています。
腱と腱鞘の摩擦によって、傷つき腱の肥厚や腱鞘の狭窄が生じて腱鞘の入り口の部分で引っかかるようになり指の運動が障害されます。

どこに?
ばね指が発症しやすいのはMP関節部です。
MP関節とは 指の付け根の関節です。
特に運動機能が多く使う頻度の高い母指に発症します。

症状としては?
屈伸運動でばね用の抵抗が現れ、動かしづらさや痛みを伴います。
初期症状では指先の関節に痛みだけが現れる場合もあります。
これらの症状を長期放置すると重症化し指を完全に曲げる事が出来なくなったり字を書けなくなるほど痛みを訴える人もいます。ここまで悪化すると治療法として手術を勧められる場合もあります。

対処法
ばね指は腱鞘炎です。指を使い過ぎて痛くなってきたら十分に休めることが大事です。
症状が軽度な場合それだけで十分良くなります。
恐いのは痛くても我慢して頑張りすぎちゃうことです。何日たっても痛みがとれない、以前より指が動かしづらいなど感じたら、一度見てもらうのが良いでしょう。

当院では、バネ指に対しての発生機序を踏まえて適切な生活指導などもしていき、治す事はもちろん再発防止にも力を入れていきます!!

 


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