症状を診るのではなく患者さんを診る


今回は、いけだ鍼灸整骨院に来院される方一人一人に対してどういう心持ちでいるかを紹介させていただきます。
来院される患者さんはさまざまな症状を抱えて来院されます。
その訴える症状に対して、症状を診るのではなく患者さんを診るとはどういうことでしょうか?


来院される患者さんは、スポーツ選手やビジネスマン、高齢者の方や小学生など色々な方がいます。そして、訴える症状は捻挫や肉離れ、打撲、スポーツ障害、腰痛、肩こりに頭痛や顔面神経麻痺など多様な症状があります。
私は、施術にあたりその症状だけを診るのではなくて
患者さんの骨格や筋力差、姿勢などの視診や触診で全体のバランスを特に西洋医学の知識をメインに判断し、体調や基礎疾患、生活様式などからくる症状を助長してしまったり誘発させる要因を東洋医学の知識をメインに判断するようにして、患者さんの全体を診てからその症状の施術にあたるように意識しています。

ではなぜ症状だけでなく総合的に判断して施術をした方がいいのでしょうか

例えば、寝違えの患者さんが来院されました。首を回す筋肉を痛めてます。
この場合、損傷している筋肉の治癒を促すために筋肉を保護したり炎症を抑えるシップを張ったりしていれば治っていくと思います。
しかし、来院された患者さんが猫背で日常的に骨格から首の筋肉に負担をかけていた場合や過度に精神的なストレスを抱えていた事により筋肉が緊張しっぱなしになっているなど、症状の裏に隠れているバックボーンをそのままにしておくと症状は治まっても再度痛めてしまいやすい状態は変わりません。
なので、患者さんの症状を改善していくに辺り症状を診るのではなく患者さんの姿勢や過去のケガ、病気や体調、生活様式などを慎重に問診や視診、触診をすることで総合的に判断し、筋肉や骨格にかかわる部分は主に西洋医学をベースに、体調や体の内側からかかわる部分は東洋医学をベースに施術内容を組み立てて再発しにくく痛みを出来るだけ早く抑える施術をするようにしていきます。

当院の施術方針は、奇をてらった特殊な治療法ではありません。細胞が何十歳も若返ったりするような魔法が使えるわけでもありません。しかし、とことん症状の裏側に隠れている部分を掘り起こして解剖学や生理学、運動学などの基礎をベースに一つ一つ医学的根拠に基づいて問題をつぶしていくように施術していき、患者さんに向き合っていきます。

ただ、患者さんがどういう施術を希望しているのか、どう改善することを望んでいるのかを第一に考えていますのでお気軽に質問、疑問、希望はご相談ください!!

痛み、違和感は怪我や不調のサインです。

早期に適切な処置を身体の為にしてあげてください!!


首、肩、背中、腰などお体の痛みについての
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