交通事故のむち打ちの特徴


春先、特にゴールデンウィーク辺りから交通事故が増えているみたいです。

自動車同士の交通事故で多いのがむち打ちです。
そこで、むち打ちに関しての症状や注意事項を書いてみたいと思います。


交通事故のむち打ち症は、停止中の車に徐行程度のスピードで追突されても起こります。そして、交通事故が起きたその時に症状が出るとは限りません。
むち打ち損傷では一週間後に痛みや吐き気、頭痛、手のしびれが出てくることは多々ありますので交通事故後は注意が必要です。

むちうち症は、主に頚椎捻挫型・神経根症状型・頚部交感神経症候群・脊髄型の4種類に分類されています。

●頚椎捻挫型

むちうち症のなかで七割以上を占めるのがこの症状で、頚椎の周りにある靭帯や筋肉又は頚椎にある関節包が傷つくことで首回りが内出血を起こしているような状態です。
主症状としては、ある程度ここが痛いと自覚出来る痛みが有ります。
●神経根症状型
神経根とは、脊髄の運動神経や知覚神経が集中している場所のことで、ここに異常が起こると、首や肩に痛みや痺れが起こります。神経根の周囲の腫れや損傷が原因で発症してその神経根に対応した症状が出てきます。
●頚部交感神経症候群
目や内耳、咽喉頭部や心臓に症状がでます。バレリュー症候群とも呼ばれています。痛みやめまい、頭痛やしびれ、だるさ等色々な症状が出ることがあります。
医師の診断で発症が明らかになる可能性が低く、辛い症状のまま放置されてしまうこともある症状です。
●脊髄型
脊髄型は、むち打ちの中でも重い症状で歩行障害や排泄障害、下半身の痺れなどが起こります。
損傷の程度により手のしびれだけの症状の場合もあれば両手両足の症状が出る場合もあります。
その他、むち打ちの治療で症状の改善が乏しい場合は脳脊髄液減少症で症状が出ている場合もあります。

始めは軽い症状だからと放っておいたらどんどん症状が強くなってきて、事故から日にちが経過していると交通事故治療が受けられずに被害者なのにもかかわらずに自費で治療していかないといけないケースも出てきます。交通事故のむち打ちの場合はその時の症状や経過を明確に伝えて、詳しく検査することが大切です。

交通事故後は、いつもと違う症状や違和感を感じたならば早めに医療機関に相談することをお薦めします。


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