肩峰下インピンジメント症候群
肩峰下インピンジメント症候群は肩の腱板と肩峰下滑液包が衝突を生じて起こります。使いすぎや動作時の不安定性が原因でもあります。腱板の中でも棘上筋腱がもっとも障害されやすいです。
野球の投球動作や水泳のバタフライなどで起こります。野球の投球動作では、肩を上げてからボールを離す途中で起こります。毎日連投していたり、練習、試合後の不十分なストレッチなどのケア、肩に負担がかかりやすい投球フォームなども原因です。
来院されたときは、まず問診をし、いつ、どこで、どのような動作で、どんな痛みなのかを書いてもらいます。次に視診、触診、検査法をしていき詳しく症状を診ていきます。ちなみに肩峰下インピンジメント症候群の症状としては肩を上げた時の痛み、引っかかり感、筋力低下、夜間痛などがあり、これらの症状がないかを確認していき改善策や治療法を決めていきます。治療法は、肩峰下インピンジメント症候群の予防は、練習、試合後の念入りなストレッチやマッサージ、アイシングなどのケア、インナーマッスルの強化、肩の負担がかかりにくいフォームの修正などがあります。
これらのことから念入りのケアの大切さがわかります。