スタッフブログ:成長期の野球肘(柴田)パート1


野球肘は、投球にかかる外反ストレスが原因で発生することが多い。

成長期は、骨の長軸方向への成長が優先され強度が低下するため、まだ強度不十分な腱付着部や骨端線にかかる負担が多い。したがってリハビリを行う上では、疼痛を誘発している部位でのアプローチや、肘への外反ストレスを減らすフォームへのアプローチが必要である。

私も投手で野球肘の経験があり、その時の投げられないという辛さや、他の先輩や同期がピッチングしているのを見ると羨ましかったことをよく覚えています。この経験があり野球肘のことを書こうと思いました。

野球肘では最初に問診を行っていきます。問診では、患者さんに質問し、どのよう方法で治していくかを決めます。質問の内容では、いつ、どこで、どのように、どんな痛みか、どのようにしたら痛みがでるか、他に痛みがないかなど細かく聞きます。野球肘では投げる手前で痛みがでるときとボールが離れてから腕を振る時の痛みのどちらかを確認します。他にも、姿勢、フォームのチェックをして体のバランスを見ていきます。

次に、実際に触診しながら確認をします。前腕屈筋群や上腕、肩や背中など全体を触診し、どこが痛いのかを確認していき、対処法や他に怪我がないかという合併症や神経損傷を確認します。野球肘では、肘の内側部の圧痛をテスト法や、触圧で確認します。

次に施術になります。施術では、マッサージ、ストレッチなどをして筋や可動域の向上、痛みの減少をするものです。怪我をしている部分のマッサージやストレッチ、投球フォームと関わっていく部分を改善していきます。

野球肘の防止として、投球フォームの改善、練習前のストレッチ、充分なウォーミングアップ、練習後や試合後の念入りのケアやアイシング、肩や肩甲骨の可動域の向上、全身を使って投げられているかなどがあります。


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