この症状の患者さんを担当するケースはとても多かったです。
肩が上がらないという症状の原因は何なのでしょうか?
四十肩、五十肩、滑液包炎、インピンジメント症候群、上腕二頭筋長頭腱炎などなど。
一口に肩が上がらないと言っても原因はたくさんあります。
ほかにも使いすぎで上腕二頭筋(力こぶの出る筋肉)が使いすぎなどで硬くなると肩関節が内側に巻いてきてしまって、肩が上がり辛くなったり痛みが出てきます。
筋肉で話すと広背筋という腕と背中をつなぐ筋肉が硬くなっていても上がりにくくなりますし、筋肉の表面を覆う筋膜や肩の関節を覆う関節包という軟部組織の柔軟性の低下でも上がり辛くなります。
上記で少し書いただけでも原因になりうる事が多い中で、患者さんの痛めたり上がらなくなったきっかけを聞いたり、どういう痛みか、どんな角度でどこまで上がるか、またどの角度でどこに痛みが出るのか、肩の関節を捻ると痛みは出るか・・・
問診や視診、可動域の検査、筋力検査などで原因を特定して行きます。
今までストレッチをしても改善しない、マッサージをしても上がるようにはならなかったというような経験をされた方はこの原因になっているポイントに正しいアプローチが出来ていなかったからかもしれません。
痛みや、可動域の低下は怪我や不調のサインです。
早期に適切な処置が出来るといいですね!!